東京オリンピックで、最も金メダルに近いといわれている柔道の阿部一二三選手。
五輪代表決定戦では、最大のライバルである丸山城志郎選手に勝利して代表権を獲得しました。
そんな阿部選手が、どのような学歴や経歴を歩んできたのか気になりますよね。
今回は阿部一二三選手の出身高校・大学や、柔道の戦績についてフォーカスしていきます。
阿部一二三のプロフィールや家族構成

阿部一二三選手は、1997年8月9日に兵庫県神戸市で生まれました。
一二三という少し珍しい名前の由来は、一歩一歩着実に育っていってほしいという両親の願いが込められているそうです。
今の阿部選手の活躍を見ると、まさに名前の通りに階段を駆け上がってきたようです。
また、阿部選手は3人兄弟の次男で、兄と3歳年下の妹がいるのですが、この妹も只者ではありません。

名前は阿部詩(うた)と言い、なんと彼女も同じ柔道女子52キロ級の日本代表。
ただの柔道一家なわけではなく、オリンピック選手を2人も輩出している柔道エリート家族。
世界選手権2018では、兄弟そろって金メダルを獲得するという快挙も成し遂げたました。
さらに、阿部選手のお父さんは消防士で、かなりのイケメンだと話題に。
▼阿部一二三の父親の顔画像がこちら!

阿部選手のキュートでスマートなルックスは、父親ゆずりなのでしょうね。
小学生のころには、消防士の仕事後に一緒に練習をしてあげてたのだとか。
妹の存在とお父さんのフォローがあったからこそ、阿部選手は現在のような素晴らしい選手に成長したのかもしれませんね。
阿部一二三の学歴!出身高校や大学は?
阿部一二三の出身高校は『神港学園高等学校』

阿部一二三選手は、地元の古豪である『神港学園(しんこうがくえん)』に進学。
全国の強豪校からスカウトが来ていたのですが、小学生の時から妹とともに稽古を受けていた監督が在籍していたことが要因だったそうです。
神港学園高等学校は、兵庫県神戸市に所在する私立の高校です。
2016年からはトップアスリートコースが設置され、栄養学やスポーツ理論を学び、アスリート育成のための体制も整っているのだとか。
入学当初は、「地元の高校なんかに進学して大丈夫か」という不安の声も多くもあったようです。
しかし、監督は阿部選手を小学生の頃からよく知っていたため、阿部選手専用特別練習メニューを構築して練習。
その結果、高校時代には世界大会も含め数えきれないほどの金メダルを獲得し、柔道オリンピック代表監督の井上康生監督も高校生の次元ではないとコメントをするほどに成長しました。
阿部一二三の出身大学は『日本体育大学』

大学は、東京都世田谷区にある柔道の名門『日本体育大学』に進学。
そして大学3年生の時には、2018年世界選手権で妹と共に同時チャンピオンという快挙。
阿部兄妹の名は世界中に知れ渡りました。
その後、練習では世界王者の証である赤ゼッケンをつけて練習をするようになり、東京オリンピックで金メダルを取るという目標を明確に掲げるようになりました。
阿部選手は大学でも圧倒的な成績を収め、卒業後は満を持して実業団チームであるパーク24に就職。
東京オリンピックで金メダルを獲得するための準備を本格的に進めていくことになります。
阿部一二三の経歴!柔道の戦績がすごい!
grand slam Antalya優勝する事ができました!
— 阿部一二三 (@hifumi110) April 2, 2021
沢山のご声援ありがとうございました。
このような状況の中で大会が開催され試合を行えた事に感謝します。
自分自身さらに成長できるようにこれからも目標に向かって頑張ります。
これからも応援よろしくお願いします。 pic.twitter.com/BFyumWTBHq
阿部一二三選手は6歳の時に柔道を始めました。
最初は全く勝つことができなくて、今の阿部選手のような風格は全くなかったのだとか。
しかし、転機となる大きな出来事が起きます。
それは、小学3年生の時に同級生であり、現女子柔道家である鍋倉那美さんに負けてしまったということ。
これが相当悔しかった当時の阿部選手は、強くなるために父親とトレーニングをするようになりました。
そして、小学5年生の時には高校時代の監督でもある信川厚監督に稽古をつけてもらうようになり、徐々に柔道家として頭角を現していきました。
まとめ
阿部一二三選手は神港学園高校を卒業し日本体育大学出身ということがわかりました。
学生時代に、ものすごい戦績を残されていますが、小学生の時には女子選手に負けてしまうこともあったのですね。
しかし、名前にもあるように、一歩一歩着実にレベルアップをしてきたからこそ、中学高校では才能を開花させ、世界を代表する柔道家に成長。
現在では最も金メダルに近い柔道家になりました。
今後の阿部一二三選手の活躍にも注目していきたいですね。
中学2年生 2011年
全国中学校柔道大会 優勝(55kg級)
中学3年生 2012年
ブレーメンカデ国際 優勝
全日本カデ 2位
全国中学校柔道大会 優勝
アジアユース 優勝
高校1年生 2013年
全日本カデ 優勝
世界カデ 2位
高校2年生 2014年
全国高校選手権 優勝(73kg級)
全日本カデ 優勝
インターハイ 優勝
ユースオリンピック 優勝
全日本ジュニア 優勝
世界ジュニア 個人戦 2位、団体戦 優勝
講道館杯 優勝
グランドスラム・東京 優勝
高校3年生 2015年
選抜体重別 3位
グランプリ・ウランバートル 2位
インターハイ 優勝
グランプリ・タシュケント 優勝
講道館杯 3位
大学1年生 2016年
選抜体重別 優勝
グランドスラム・チュメニ 優勝
講道館杯 7位
グランドスラム・東京 優勝
大学2年生 2017年
グランドスラム・パリ 優勝
選抜体重別 優勝
世界選手権 優勝
体重別団体 3位
グランドスラム・東京 優勝
大学3年生 2018年
グランドスラム・エカテリンブルグ 優勝
グランプリ・ザグレブ 3位
世界選手権 優勝
体重別団体 優勝
グランドスラム・大阪 2位
大学4年生 2019年
グランドスラム・パリ 初戦敗退
選抜体重別 準優勝
世界選手権 3位
グランドスラム・大阪 優勝
社会人1年目 2020年
グランドスラム・デュッセルドルフ 優勝
社会人2年目 2021年
グランドスラム・アンタルヤ 優勝
引用:JudoInside.com