若干15歳でロンドンオリンピックに出場し、岩崎恭子の再来と言われた渡部香生子選手。
100m、200m平泳ぎで東京五輪代表に内定し、3大会連続でのオリンピック出場が決まりました。
そんな可愛くて最強スイマーの渡部選手の学歴や経歴が気になりますよね。
今回は、渡部香生子選手の戦績や、出身高校・大学についてフォーカスしていきます。
【競泳】渡部香生子のプロフィール
渡辺香生子選手は東京都葛飾区の出身で、父、母と3歳年下の妹との4人家族です。
このご家族がすごいんです!
お母様の恵美子さんは中学、高校と競泳をやっていて、プロゴルファーを目指していた時期もあったそうです。
お父様の桂次さんは、高校時代にボクシングでインターハイと国体に出場経験があります。
妹の千夏さんも競泳をやっています。
千夏さんとは幼いときは姉妹喧嘩が絶えなかったのだとか。
現在は仲が良く、一緒にショッピングに行ったりしているみたいですよ。
家族全員アスリートなのは驚きですね。
とてかわいい渡辺選手。
彼氏がいるか気になっている方は多いのではないでしょうか?
彼氏については、コーチや選手とのお付き合いの噂はありましたが、断定できる情報はありませんでした。
渡部選手の理想の男性像は「何事にも真剣に取り組んでいる人」だそうです。
日々練習を頑張っている渡部選手は、同じようなまじめな努力家な方に惹かれるのかもしれませんね!
渡部選手には、過去に引退の噂もありました。
ロンドン、リオデジャネイロと2度オリンピックに出場しましたが、どちらも思うような結果が出ず、オリンピック後も調子が振るわず引退を考えたこともあったそうです。
実際には引退していた時期はなく、「悔しさが苦しさより勝っていたから、諦めずに続けてこられた」と話していたそうです。
引退危機を乗り越えた渡辺選手は、誰よりもオリンピックでメダル獲得への気持ちが強いのではないでしょうか。
渡部選手がオリンピック表彰台の1番上に登るの姿が待ち遠しいですね。
渡部香生子の学歴!武蔵野中学高等学校出身で早稲田大学を卒業!
渡部香生子の出身高校は『武蔵野中学高等学校』
渡部香生子選手は地元の『葛飾区堀切小学校』を卒業後、中高一貫校の『武蔵野中学校、武蔵野高校』に進学。
武蔵野中学高等学校は文武両道の学校で、とくに英語の教育を多く取り入れています。
授業ではiPadを使用し、6年間英語力を身に着けていくそうです。
部活動は卓球 競技水泳、チアリーディング部などが全国で活躍。
中学の卒業生にはレスリングの浜口京子さん、高校は卓球の四元奈生美さんや競泳100m自由形で東京オリンピック代表に内定している中村克選手が卒業生です。
渡部選手は在学中から華々しい成績を残しています。
【2010年(2年生):全国中学総体】
100m平泳ぎで優勝、200mの平泳ぎでは日本中学記録を更新し優勝。
【2011年4月(3年生):競泳国際大会代表選手選考会】
100m平泳ぎ2位、200m平泳ぎ3位。100mは自身の持つ日本中学記録を更新。
好記録でしたが派遣標準記録には0秒20足りず、中学生での代表入りを逃す。
【2011年5月:ジャパンオープン】
50m・100m・200m平泳ぎの3種目全て日本中学新記録で優勝。
200m平泳ぎのタイム2分23秒90は2011年の世界ランキング3位となる好記録でした。
わずか中学生で世界3位のタイムは驚きですね!
このとき、平泳ぎオリンピック金メダリストの北島康介選手も「水の抵抗を受けにくい泳ぎで完成度が高い」と褒めていたそうですよ。
【2012年(1年):日本選手権兼ロンドンオリンピック選考会】
200m平泳ぎで2位となりオリンピック代表内定
【2012年(1年):ロンドンオリンピック】
200m平泳ぎ準決勝進出
2014年(3年):パンパシフィック水泳選手権
200m平泳ぎ1位。国際大会初優勝
【2014年(3年):アジア競技大会】
200m平泳ぎ優勝
渡部選手は、若干15歳の高校1年生の時にオリンピックに出場を果たします。
ロンドンオリンピックでは準決勝敗退で悔しい思いをし、北島康介選手に肩を組まれて泣いていたそうです。
オリンピック後はしばらく良い成績を残せずにいましたが、3年生の2014年はアジアや世界で優勝し活躍。
若かった渡部選手には、オリンピック後の気持ちをすぐに切り替えるのが難しかったのかもしれませんね。
それでも、しっかり調子を戻して世界1位となった渡部選手。
大学入学後も数々の成績を残しています。
渡部香生子の出身大学は『早稲田大学』
渡部選手は、武蔵野高等学校卒業後、『早稲田大学スポーツ科学部』に進学します。
毎年若干数しか合格者が出ない、トップアスリート入学試験を受け合格。
スポーツで国際大会レベルの実績がある人しか受けることができない厳しい試験を無事クリアし入学しました。
早稲田大学に入学したきっかけは、同じスイミングクラブで練習をしていた2歳年上の瀬戸大也選手に「トップアスリート入試があるから早稲田大学で一緒に頑張らない?」と誘われたことがきっかけなのだとか。
【2015年(1年):日本水泳選手権】
平泳ぎ50m・100m・200mと200m個人メドレー4種目とも優勝!
【2015年(1年):世界水泳選手権】
200m個人メドレー2分08秒45で日本記録を更新し2位
200m平泳ぎ優勝でリオデジャネイロオリンピック内定
【2016年(2年):リオデジャネイロオリンピック】
100m平泳ぎ、200m平泳ぎともに準決勝進出
【2017年(3年):夏季ユニバーシアード 】
100m平泳ぎ・200m平泳ぎ・4x100mメドレーリレー 3種目とも優勝
【2017年(3年)アジア競技大会】
200m平泳ぎ優勝
渡部選手は、大学1年生の日本選手権では4種目を制し、4冠達成。
その後の世界選手権でも優勝!
この世界選手権でリオデジャネイロオリンピック代表に内定します。
大学2年生の若さで2度目のオリンピックに出場。
世界選手権で優勝したことから金メダルが期待されていましたが、この期待が重圧に変わります。
ロンドンオリンピックに続きリオデジャネイロオリンピックでも準決勝で敗退。
大会の後は「五輪のこと思い出したくない」と話すほど思い悩んでいたそうですが、この悔しい思いをバネにするかのように、翌2017年の国際大会では優勝し大活躍しています。
若くしてオリンピックや国際大会に出場し数々のプレッシャーを乗り越えてきた渡部選手。
大学卒業以降も素晴らしい活躍を見せてくれます。
渡部香生子の経歴!競泳の戦績がすごい!
渡部香生子選手が水泳を始めたのは4歳のときでした。
病弱だった渡部選手の体が丈夫になるよう、両親がスイミングスクールに通わせたそうです。
中学1年生までは個人メドレーを中心に、バタフライ、背泳ぎ、自由形などに出場していましたが、右肩の故障により平泳ぎに転向します。
「平泳ぎはなかなか前に進まない感じがあり苦手」と渡部選手自身話していて、当時は一番苦手な種目だったそうです。
苦手な平泳ぎを長距離泳ぎ切るために、フォームを改善。
1回のストロークを長くし距離を伸ばして泳いだところ、良い記録が出たそうです。
平泳ぎに転向後はすぐに頭角を現し、中学生のときから世界で活躍。
岩崎恭子の再来と言われるのも納得ですね。
ユニバーシアードで100.200で二冠できました!オリンピック前から思うようなレースがなかなかできなかった中でこの結果は良いきっかけになったと思います。残りのレースも頑張ります(^^) pic.twitter.com/gWgrAMh4ab
— 渡部香生子 (@kanaaako15) August 25, 2017
【2019年】
日本選手権:200m平泳ぎ優勝
ジャパンオープン:200m平泳ぎ優勝
第30回ユニバーシアード競技大会 :200m平泳ぎ 3位、100m平泳ぎ 3位
【2020年】
KOSUKE KITAJIMA CUP 2020:200m平泳ぎ3位、100m平泳ぎ3位
日本選手権:200m平泳ぎ優勝、100m平泳ぎ優勝
【2021年】
4月:日本選手権兼東京オリンピック代表選考会
200m平泳ぎ優勝、100m平泳ぎ優勝、50m平泳ぎ2位
100m、200mの2種目で東京オリンピック代表に内定
6月:ジャパンオープン
200m平泳ぎ1位、100m平泳ぎ1位 2種目とも優勝
4月に行われた日本選手権で五輪派遣標準記録を突破し、100、200mの2種目で東京オリンピック代表に内定。
過去オリンピックを2度出場した後は、足首を捻挫して練習ができない状態になったこともありました。
そのときは「東京オリンピックも出たくないし、4年のインカレが終わったら引退しようかな」と考えたこともあったそう。
それでも諦めずに競泳を続け、3度目のオリンピック内定!
またオリンピックの舞台で渡部選手を見られるのが非常に楽しみですね。
2度もオリンピックに出場している経験は、東京オリンピックでアドバンテージとなることでしょう。
「水の中にいるのは何よりも好き」と語る渡部香生子選手。
東京オリンピックでは笑顔の渡辺選手を見たいですね。
生年月日:1996年11月15日(24歳)※2021年7月現在
出身地:東京都葛飾区
所属:SS立石ダイワスイミングスクール
身長:167cm
体重:61kg